寛平の御時きさいの宮の歌合せのうた | 藤原興風 | |||
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咲く花はどれもこれもはかないものではあるが、だからと言って誰が春という季節を心から恨むことができようか、という歌。 "うらみはてたる" という言葉が効いていて、恨むことはあるが、恨みきれないという気持ちの揺れをうまく表わしている。 春歌の中で 「うらむ」という言葉を使っている歌には、76番の素性法師の「我に教へよ 行きてうらみむ」という歌と 106番の読人知らずの「吹く風を 鳴きてうらみよ」という二つの 「風」の歌と、次の 「散る花」について言っている読人知らずの歌がある。 |
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「あだ」という言葉を使った歌の一覧は 62番の歌のページを参照。 |
( 2001/12/06 ) (改 2004/02/24 ) |
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