うぐひすの鳴くをよめる | 素性法師 | |||
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歌の意味は、木の間を飛び回れば自分の羽根による風で散る花なのに、誰に罪があるとして、そんなにしきりに鳴くのか、ということ。 106番の読人知らずの歌と似た状況を詠んだ歌だが、単なる風ではなく "おのが羽かぜ" としているところに趣向がある。 "おほせて" という言葉が少し固いような気もするが、 "ここら鳴くらむ" という終りの柔らかさでバランスがとれている。 "ここら鳴くらむ" という言葉で終わっている歌には他に秋歌上の次の読人知らずの歌があり、「誰」という言葉を使っている点でも共通している。 |
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「ここら」という言葉を使った歌の一覧は 1062番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/01 ) (改 2004/02/20 ) |
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