題しらず | 壬生忠岑 | |||
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浮草の恋歌としては 938番の小野小町の「わびぬれば 身を浮草の 根を絶えて」が有名だが、おそらく忠岑の歌はその小町の歌をふまえて、 "浮きたる恋" (=心が定まらず思い惑う恋)に仕立てたものであろう。 「浮草」を使った歌としては、次のような読人知らずの歌もあり、その 「淵」に対して、"たぎつ瀬" と持ってきているようにも見える。またこれら二つの歌からは、493番の読人知らずの「たぎつ瀬の なかにも淀は ありてふを」という歌が思い出される。 |
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"浮きたる恋も" の 「も」のニュアンスがわかりづらいが、これは次の友則の歌にもある 「恋もするかな」の間に 「我は」が入ったかたちであり、「も」には特に意味が無いように思われる。あえて言えば「そんな恋もするものだ」という感じか。 |
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「恋もするかな」という言葉を使った歌の一覧は 490番の歌のページを参照。 |
( 2001/08/20 ) (改 2003/12/29 ) |
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