題しらず | 読人知らず | |||
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恋が増さるということを増水のイメージに合わせたものに 587番の「まこも刈る 淀の沢水 雨降れば」という貫之の歌などがあるが、ここでは 「川」であっても、地表には水の流れない 「水無瀬川」であるので、いくら増しても深くなることはない、それなのにどうして...という趣向の歌である。初句の "あひ見ねば" とかぶるが、「みなせ」には 「見ない」ということを掛けている。 「あひ見る」ということを詠った歌の一覧については 97番の歌のページを、「思ひそむ」という言葉を使った歌の一覧は 471番の歌のページを参照。他に 「水無瀬川」を詠った歌には次の友則の歌と 793番の読人知らずの歌がある。 |
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( 2001/12/04 ) (改 2004/03/09 ) |
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