題しらず | 読人知らず | |||
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大きな屋敷が荒れ果てて、その姿を見ながらかつてそこで華やかに遊んでいた人々のことを思うという、ありがちな内容だが言葉のリズムがよく、地味ながら印象に残る歌である。 「あはれ」という言葉を使った歌の一覧は 939番の歌のページを参照。 248番の「里は荒れて 人はふりにし 宿なれや」という遍照の歌も思い出される。 「荒れたるもの」を詠った歌の一覧は 237番の歌のページを参照。 また、この歌の場合、「幾世」は 「幾夜」と解釈することもできる。 「幾世」という言葉を使った歌の一覧については 905番の歌のページを、「〜なれや」については 225番の歌のページを、「おとづる」については 327番の歌のページを参照。 |
( 2001/12/07 ) (改 2004/02/25 ) |
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