題しらず | 読人知らず | |||
988 |
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無理に 「あふ坂」を 「逢う」に掛けて恋歌のように解釈することもできないことはないが、古今和歌集の配列で見ると、この歌は漂泊の歌としてとらえられているようである。この歌の直後には 989番の「ありかさだめぬ 塵の身は ゆくへも知らず」という歌があり、前には次のような歌がある。 |
987 |
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「あふ坂」を詠った歌の一覧は 374番の歌のページを、「嵐/山風」を詠った歌の一覧は 394番の歌のページを参照。また、「ゆくへ」という言葉を使った歌の一覧は 80番の歌のページを、「わぶ」を使った歌の一覧は 937番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/27 ) (改 2004/03/11 ) |
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