題しらず | 読人知らず | |||
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「大幣」のようで、引かれればすぐにそちらに靡いてしまうのですから、という歌。誘惑に負けやすいあなたは信用できません、ということであろう。 706番の「おほぬさの ひくてあまたに なりぬれば」という歌や、709番の「玉かづら はふ木あまたに なりぬれば」という歌が連想される。 「おほぬさ」を使った歌の一覧は、その 706番の歌のページを参照。また、誹諧歌としては、「心は大幣」という言い方は、1037番の「なぞ世の中の 玉だすきなる」という歌を思い出させる。 "あるべきを" の 「ある」は、人が 「元気でいる・無事でいる」ということで、914番の藤原忠房の歌の「尋ねくればぞ ありとだに聞く」、411番の業平の歌の「ありやなしやと」と同じ。 "いでや" は、「いで+や」で、この 「いで」という言葉を使った歌の一覧は 508番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/22 ) (改 2004/02/18 ) |
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