題しらず | 読人知らず | |||
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この歌の "見てやしのばむ" という言葉は、秋歌下に置かれた 285番の「恋しくは 見てもしのばむ もみぢ葉を」という読人知らずの歌を思い出させる。 「しのぶ」を使った歌の一覧については 505番の歌のページを参照。次の遍照の歌も、この歌と同様に道具立てがシンプルで、似たような心境を詠っている。 |
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また、次の読人知らずの歌は、曖昧で少しわかりづらいが、恋歌五に置かれているのでやはり恋の終わりの歌であろう。そこで 「我が宿」を 「見たとは言わないでください」と言っているのも、(世間体を気にしてということはあるだろうが)人の口に上ってしまうと二人の思い出が踏みにじられてしまうから、という気持ちも多少は含まれているように思える。 |
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( 2001/10/18 ) (改 2004/03/05 ) |
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