題しらず | 読人知らず | |||
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梅の花 散らまく惜しみ 我が園の 竹の林に うぐひす鳴くも "うき節" という言葉は一つ前の 957番の躬恒の歌に「うき節しげき 世とは知らずや」とあるものとつながるように並べられており、「うき節」の 「う」に 「憂」が掛けられているのは同じだが、さらにそこに 「うぐひす」と 「う」の音を重ねている。そこから 「うぐひす」に 「憂」を掛けている 422番の藤原敏行の「うくひすとのみ 鳥の鳴くらむ」という物名の歌や 798番の読人知らずの「世をうぐひすと なきわびむ」という歌が思い出される。 "世にふれば" ではじまる他の歌としては、同じ雑歌下に次のような読人知らずの歌がある。 |
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"世にふれば" の 「経(ふ)」という言葉が使われている歌の一覧は 596番の歌のページを、 「言の葉」という言葉を使った歌の一覧は 688番の歌のページを参照。 また、「言しげし」という歌の一覧については 550番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/26 ) (改 2004/03/09 ) |
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