題しらず | 読人知らず | |||
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「秋萩が色づく」というと、220番の読人知らずの「秋萩の 下葉色づく 今よりや」という歌が連想され、ここでも萩の葉について言っていると見てよいだろう。これは秋が深まる譬えで、飾りといえば飾りだが、夜に聞こえる虫の音という色のないところに合わせてきているのが効果的である。 ここで古今和歌集の中で 「(秋)萩」が詠われている歌をまとめてみると次の通り。 |
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「きりぎりす」を詠った歌の一覧は 244番の歌のページを、「かなし」という言葉を使った歌の一覧については、578番の歌のページを参照。 |
( 2001/12/05 ) (改 2004/03/09 ) |
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