78番 |
あひ知れりける人のまうできて、かへりにけるのちに よみて、花にさしてつかはしける |
紀貫之 |
219番 |
むかしあひ知りて侍りける人の、秋の野にあひて ものがたりしけるついでによめる |
凡河内躬恒 |
219番 |
あひ知りて侍りける人の、東の方へまかりけるを送る とてよめる |
凡河内躬恒 |
382番 |
あひ知れりける人の越の国にまかりて、年へて京に まうできて、またかへりける時によめる |
凡河内躬恒 |
654番 |
橘の清樹がしのびにあひ知れりける女のもとより おこせたりける |
読人知らず |
705番 |
藤原の敏行の朝臣の、業平の朝臣の家なりける女を あひ知りてふみつかはせりけることばに、いままうでく、 あめの降りけるをなむ見わづらひ侍る、といへりけるを 聞きて、かの女にかはりてよめりける |
在原業平 |
735番 |
人をしのびにあひ知りてあひがたくありければ、その家の あたりをまかりありきけるをりに、かりのなくを聞きて よみてつかはしける |
大友黒主 |
780番 |
仲平の朝臣あひ知りて侍りけるを、かれがたに なりにければ、父が大和のかみに侍りけるもとへまかる とてよみてつかはしける |
伊勢 |
789番 |
心地そこなへりけるころ、あひ知りて侍りける人の とはで、心地おこたりてのち、とぶらへりければ、 よみてつかはしける |
兵衛 |
790番 |
あひ知れりける人の、やうやくかれがたになりける間に、 焼けたるちの葉にふみをさしてつかはせりける |
小野小町姉 |
834番 |
あひ知れりける人の身まかりにければよめる |
紀貫之 |
835番 |
あひ知れりける人のみまかりにける時によめる |
壬生忠岑 |
837番 |
藤原の忠房が昔あひ知りて侍りける人の身まかりにける 時に、とぶらひにつかはすとてよめる |
閑院 |
862番 |
かひの国にあひ知りて侍りける人とぶらはむとてまかり けるを、道なかにてにはかにやまひをして、いまいまと なりにければ、よみて、京にもてまかりて母に見せよ、 といひて、人につけ侍りけるうた |
在原滋春 |
917番 |
あひ知れりける人の住吉にまうでけるによみて つかはしける |
壬生忠岑 |