さ |
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さへ |
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...香さへなつかし 山吹の花
...宿る月さへ 濡るるかほなる
...人のためさへ かなしかるらむ
| ◇ かなし ◇ だに |
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さやか |
(清か) |
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秋きぬと 目にはさやかに 見えねども...
水の面に しづく花の色 さやかにも...
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◇ 清し |
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ざらまし |
打消しの助動詞「ず」の未然形+反実仮想の助動詞「まし」 |
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...秋くる雁は かへらざらまし
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◇ まし |
し |
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しか |
願望の終助詞 /しが・てしか・てしが |
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...そことも言はぬ 旅寝してしか
...山のくちなし えてしがな...
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◇ しか (「き」の已然形) ◇ 然も |
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しか |
過去の助動詞「き」の已然形 |
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昨日こそ 早苗とりしか いつの間に...
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鹿 |
(しか) |
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奥山に もみぢ踏みわけ 鳴く鹿の...
夕月夜 小倉の山に 鳴く鹿の...
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◇ 萩 |
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しかも |
(然も) |
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三輪山を しかも隠すか 春霞...
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しげし |
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...うきことしげく 思はずもがな
...しげき我が恋 人知るらめや
...ひとむら薄 虫の音の しげき野辺とも...
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しのぶ |
偲ぶ/忍ぶ |
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思ふには 忍ぶることぞ 負けにける...
君しのぶ 草にやつるる ふるさとは...
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しひて |
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濡れつつぞ しひて折りつる 年の内に...
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清水 |
(しみづ) |
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君が代に あふ坂山の 岩清水...
いにしへの 野中の清水 ぬるけれど...
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◇ あふ坂 ◇ 清し |
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白山 |
(しらやま) |
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君がゆく 越の白山 知らねども...
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す |
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すぐす |
(過ぐす) |
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いたづらに すぐす月日は 思ほえで...
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住の江 |
住吉 |
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住の江の 岸による浪 よるさへや...
住吉と 海人は告ぐとも 長居すな...
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空 |
恋歌での「空」 |
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我が恋は むなしき空に 満ちぬらし...
大空は 恋しき人の 形見かは...
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◇ ぬらし |
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